既存の環境については、ファーム内の各サーバーに順次適用していく形になります。
詳しくは (→ 2007 Microsoft Office System Service Pack 1) や、(→ SharePoint Server 2007 の SP1 続報) のリソースを参考にして下さい。
あと、山崎さんのブログの記事も参考になります。
・ファーム環境でのSP1の適用に関する資料
<http://shanqiai.weblogs.jp/sharepoint_technical_note/2007/12/sp1_778f.html>
今回は、新規のサーバー ファーム作成時向けです。(→ MOSS 2007 SP1 適用)
新規の場合は、構成ウィザードを実行する前に、SP1 を適用してしまうのがお勧めです。
予め、MOSS 2007 に必要なセットアップを行っておきます。
・Windows Server 2003 SP1又は、Windows Server 2003 R2以上をセットアップします。
・既存のドメインに参加します。
・サーバーの役割「アプリケーション サーバー (IIS、ASP.NET)」を追加します。
・.NET Framework 3.0 をセットアップします。
・「IIS マネージャ」にて、「Web サービス拡張」の中の「ASP.NET v2.0.50727」を「許可」に変更します。
その後、「SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザード」を実行せずに、WSS SP1 と MOSS SP1 を続けて適用します。
これで、MOSS 2007 SP1 のベースが出来上がりますので、これ以降は、通常のサーバー ファーム構築手順に則って進めることが出来ます。
ちなみに、Virtual Server などの仮想マシン環境で利用する場合には、ドメインに参加していない状態で上記のセットアップを行った後で、sysprep によるシール済みのイメージを作成することで、簡単にサーバー ファームのメンバー サーバーを増やすことが出来ますし、再構築なども簡単になります。
手元の仮想マシン環境にて、フロントエンド Web + 検索サーバー1台とインデックス作成サーバーによるサーバー ファームの作成が2時間程度で行えています。
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