非常によくまとまった記事であると思います。
アーキテクチャっぽい所は、イメージが書かれているので、直感的で理解し易くて良いですね。
なかなかお勧めです。
・第1回 SharePoint Server 2007の概要
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200701/sps200701_01.html>
・第2回 SharePoint 2007のサイトの概念を理解する
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200702/sps200702_01.html>
・第3回 MOSSのデータ管理を理解する
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200703/sps200703_01.html>
但し!、突っ込み所もあるので、こちらにまとめておきます。
「第1回 SharePoint Server 2007の概要」分
・3.SharePointのシステム構成
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200701/sps200701_04.html>
この中で、
「SharePointは、IISを通じてHTTPリクエストを受信すると、まずHTTPリクエストを解析し、SQL Server上の構成データベースに問い合わせて必要なページの属性を取得する。その後コンテンツ管理DBからページ内のコンテンツ情報を取り出し、動的にHTMLを生成する。」
と書かれていますが、
正確には、URL から構成データベース上のサイト コレクション一覧を参照して、サイト コレクションの存在の確認とコンテンツDB名を取得して、実際のページ情報 (default.aspx など) はコンテンツDBから読み取り、ページ上に配置されている Web パーツが順次実行され、ページがレンダリングされるという動きですね。
あと、
「しかしISPIフィルタでは、すべてのHTTPリクエストを横取りしてしまうため、SharePointとは関係のない普通のWebアプリケーションを同じWebサーバに同居させることができないという問題があった(同居させるには、ポート番号を変えるなどの対処が必要だった)。」
という記述がありますが、
実は、「管理パス」にて「エクスクルードパス」に指定すると、SharePoint の呪縛から逃れることが出来たんですね。
ちなみに、MOSS 2007 では ISAPI フィルタじゃなくなったので「エクスクルードパス」が必要なくなり、パスの追加時の選択肢から無くなっています。
「第2回 SharePoint 2007のサイトの概念を理解する」分
・1.ポータル・サイトを構成する基本概念
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200702/sps200702_02.html>
恥ずかしながら、私も最初はこう思っていました。
「ポータル・サイトでネットワーク負荷分散を使用する場合は、このWebアプリケーションを作成する画面上の設定で、[負荷分散されるURL]の項目にネットワーク負荷分散の仮想サーバ名を指定する必要がある。これはSharePoint管理者サイトの制限で、一度作成したWebアプリケーションは、管理者サイトのユーザー・インターフェイス上から設定を変更できないためだ。ネットワーク負荷分散の設定より前にWebアプリケーションを作成してしまうと、その設定が変更できずに一度Webアプリケーションを削除せざるを得なくなってしまう。これは、多くの人がつまずく点なので注意した方がよい。」
実は、「負荷分散される URL」の設定は「代替アクセス マッピング」に展開されます。 既定では、「パブリック URL」に設定されています。 つまり、後から負荷分散構成のための仮想サーバーを設定することも出来ますし、仮想サーバー名の変更についても「代替アクセス マッピング」にて出来る訳です。
こちら、
「現在はやりのガジェット(Windows Live GadgetやGoogle Gadget)のSharePoint版と思ってもらってよい。」
一般的には「ポートレット」のことですよね。 と言いつつ、ポートレットって知名度高く無いのかしら・・・ デジタル ダッシュボードの頃は「ナゲット」と呼ばれていましたけどね。
・4.SharePointのサイト設計のポイン
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200702/sps200702_05.html>
タイトルの「ポイン」って・・・
「第3回 MOSSのデータ管理を理解する」分
・3.ポータル・サイト上でデータを管理するためのリスト
<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/sharepoint200703/sps200703_04.html>
ドキュメント ライブラリとリストの機能比較にて、「ドキュメント ライブラリ」の「添付ファイル」に○が付いていますがこれは誤りですね。
ライブラリはファイルそのものを格納出来る代わりに、リストのようなファイルの添付機能がありません。 これが出来ると、複合文書管理という機能として使えそうなのですが・・・
今回はこの辺で勘弁しておこう・・・
なんて、今の所、第3回までですね。 第4回は、プロファイル機能についての解説だそうです。
黒石さんを知っているだけに、ついつい書いてしまいました〜
黒石さん、許して・・・ 次回も楽しみしています!!
ちなみに、黒石さんのブログはこちらです。
・NAgiler航海日誌v2
<http://d.hatena.ne.jp/takakuro/>
・@IT/ SharePoint 概要記事
<http://d.hatena.ne.jp/takakuro/20070724/1185231545>
・SharePoint連載第二回が公開されました。
<http://d.hatena.ne.jp/takakuro/20070907/1189134185>
・MOSS 連載第3回が公開されました
<http://d.hatena.ne.jp/takakuro/20071120/1195519650>
tags: SharePoint, SharePoint 2007, MOSS, MOSS 2007, SharePoint Server, SharePoint Server 2007, WSS, Windows SharePoint Services, WSS 3.0, WSS V3, Office system, 2007 Office system