MOSS 2007 & WSS 3.0 での Web パーツのトークン文字列についてです。 以前のバージョンについては、こちらを参照して下さい。 (→ トークン文字列)
Web パーツを開発する際には、その Web パーツのリソースフォルダを知るため、そして、生成する HTML エレメントの ID やスクリプトの関数・変数名をユニークにする必要がありますが、その際にトークン文字列置換という機能を利用することが出来ます。
これは、トークン文字列を埋め込んでおくことで、Web パーツの実行時に実行環境に合わせて文字列の置換が行われるものです。
WSS 3.0 での Web パーツ インフラストラクチャでは、2つのトークン文字列が追加されています。
・_WPR_
ClassResourcePath プロパティ、Web パーツ実行時のリソースファイルのパスが展開されている。
・_WPQ_
Qualifier プロパティ、ページ内でユニークになるように採番されたID。
・_LogonUser_
Request.ServerVariables ("LOGON_USER")、いわゆるログオンしているユーザーのアカウント。
・_WPID_
ID プロパティ、Web パーツ識別子。
・_WebLocaleId_
サイトの LCID (ロケールID)。
・_WPSRR_
ServerRelativeClassResourcePath プロパティ、Web パーツ実行時のリソースファイルのパスのうち、サーバー部分を除いた部分が展開されている。
これらは、「コンテンツ エディタ」Web パーツ内に記述してもトークン文字列置換が行われます。

また、Web パーツ定義ファイル内に記述しても同様にトークン文字列置換が行われます。
知っていると意外と便利です。
・WebPart.ReplaceTokens Method (Microsoft.SharePoint.WebPartPages)
<http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/microsoft.sharepoint.webpartpages.webpart.replacetokens.aspx>
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