これは、恐らく、ブラウザの機能による表現力に依存しない為だと思いますが、しかしながら、ちょっとした色合いを変えたい時に、その度に背景イメージをいちいち作り直すのは面倒です。
そこで、IE 5.5 以上で使えるようになった、Gradient フィルタを使ってお手軽に色合いを変える方法です。
○設定方法
- siteresources.zip ファイルを解凍して、SPSサーバー上の任意のフォルダにコピーします。
- SPSサーバー上で、管理ツールの中の「IISマネージャ」を起動して、Webサイトの中から、設定先のポータルサイトのWebサイトを選択して、右クリックで、「仮想ディレクトリ」を選択します。
- 「エイリアス」に「siteresources」を指定して、「パス」にコピーしたフォルダを指定して、作成を完了します。
- SPSサーバー上で、管理ツールの「SharePoint サーバーの管理」を起動して、「サーバーの管理」ページにて、「仮想サーバーの構成」の中の「仮想サーバー設定の構成」を選択します。
- 「仮想サーバーのリスト」ページにて、設定対象のポータルサイトを選択します。
- 「仮想サーバーの設定」ページにて、「仮想サーバーの管理」の中の「管理パスの定義」を選択します。
- 「管理パスの定義」ページにて、「新しいパスの追加」で、「パス」に、「siteresources」を入力して、「種類」に「エクスクルードパス」を選択して、「OK」ボタンを押します。
- 「エクスクルードパス」に追加されたことが確認出来ましたら、「キャンセル」ボタンを押します。
- 設定対象のポータルサイトにアクセスして、右上の「サイトの設定」を選択します。
- 「サイトの設定」ページにて、「全般設定」の中の「ポータル サイト プロパティと SharePoint サイト作成設定の変更」を選択します。
- 「ポータル サイト プロパティと SharePoint サイト作成設定の変更」ページにて、「カスタムのポータル サイト ロゴ」の「ロゴ ファイルの場所」に、「/siteresources/images/sps2003_h.gif」を入力します。
- 同じく、「ポータル サイト プロパティと SharePoint サイト作成設定の変更」ページにて、「カスタムのカスケード スタイル シート」の「カスケード スタイル シート ファイルの場所」に、「/siteresources/styles/kunitaka-template.css」を入力して、「OK」ボタンを押します。
- 「ポータルに戻る」を選択します。
なお、仮想フォルダのパスを変える場合は、kunitaka-template.css 内に指定している、背景イメージの URL も変更する必要があります。
○ポイント
- 背景イメージでグラデーションを指定していた部分を全て、Gradient フィルタに差し替え。
- 検索ボックスの背景イメージの色の塗りつぶし部分を透過色に変更。
kunitaka-template.css では、グレーベースとなっています。
後は、こちらをベースに、border、background-color、Gradient フィルタの色を変更することで、お好みの色合いにすることが出来ます。
○設定結果
こんな画面イメージになります。
○リソース
・カスタム スタイルシート一式
<siteresources.zip>