2007年03月21日

ひと目でわかる Microsoft Office SharePoint Server 2007 を読んでみて

 一通り、読み通してみました。

基本的な書評はこちらの通りです。 (→ ひと目でわかる Microsoft Office SharePoint Server 2007 ついに発売!!)

改めて読み直してみると、レコード管理をはじめとして、InfoPath Services や Excel Services などの新たに追加された機能、SharePoint Designer 2007 によるワークフロー、細かいところでシングルサインオンの機能に触れていたりして、広く浅くではありますが、意外と良く出来た本だなと実感しました。

改めて、SharePoint Server 2007 入門書としてお勧めします。

さて、気になる点も幾つかあります。

最も致命的?なのは、削除したサイトはごみ箱に移り、復元することが可能という記述です。
→ P65 ヒント「ごみ箱の利用」、P322 ヒント「削除したサイトはごみ箱に移される」

サイトやサイトコレクションは削除すると、その時点で消え去ります。
ちなみに、ごみ箱で救われるのは、こちらの通りです。 (→ ごみ箱で救われるもの)

そのうち、こちらに掲載されるかな〜

・訂正&アップデート @ 日経BPソフトプレス OnLine
<http://bpstore.nikkeibp.co.jp/nsp/teisei/index.html>

後は、少し説明が足りないかなと気になる点です。

受信メールの設定は、SMTP サービスのインストールだけでなく、SMTP サービスの構成が必要だということです。
→ P34 「受信メールを設定する」、P35 ヒント「受信メールとSMTP」

まぁ改めて言うまでも無いのですが、SMTP サービスをインストールして、MOSS 側の設定だけではメールが受信されるわけでは無いので・・・

1台構成で SQL Server Standard Edition 以上を利用する場合は、予め SQL Server をセットアップしておいてから、インストールの種類で「詳細設定」-「完全」を選択することで可能になります。
→ P4 SharePoint Server 2007のインストールの前に - 物理トポロジ

この辺になると、マニアック?な Tips という感じですね。
普段、持ち出し可能なノートPCによるデモ環境では、Active Directory を構成して、SQL Server 2005と同居させた1台で完結した形にしています。

参考までに。

banner-tbp-sharepoint.gif
posted by kunitaka at 16:57| Comment(6) | TrackBack(0) | レポート
この記事へのコメント
いつもこちらのブログを拝見させていただいています。「ひと目」の著者の1人の山崎です。

書籍のご紹介をありがとうございます。また、技術的な誤記についてのご指摘をありがとうございます。サイトもごみ箱に入ると、いつの間にか勘違いしていました。念のため私の方でも確認しましたが、明らかに誤りでした。日経BPソフトプレスさんにご連絡させていただき、正誤表を作成するように致します(増版となった場合は、書籍の内容も訂正いたします)またお気づきの点があれば、お知らせください。
Posted by 山崎愛 at 2007年03月23日 09:56
おぉ、著者、直々のコメント有難うございます!

もしかして、β版の頃はサイトもごみ箱に入ったのかなと思いつつ・・・
正誤表に反映されれば、良いかなと思います。
Posted by kunitaka at 2007年03月23日 14:22
ほんとうに勘違いしておりまして、、、お恥ずかしい限りです。
MVPなどいただいてはおりますが、まだまだ勉強しなければいけないことが膨大でして、いろいろと至らないところだらけで、すみません。

こうしたフィードバックをいただけるのは、本当にありがたいです!!

ご存じのとおり、まだまだSharePointの認知度が巷では低いこともあり(U.Sなどではとても熱くもりあがっているようなんですけど)、まずはMOSSってどんなものかだいたい分かってきたけどどこからとっつけばよいかわからないという声を反映させるよう、非力ではありますが広く浅くでもきちんとベースとなる情報は盛り込もうと限られた執筆時間と格闘しながら書かせていただきました(^^ゞ

という感じでの執筆でしたので、実は読者の方からの反応がどうだかドキドキでして「なかなか良いですよ」なんて言っていただくだけで、本当にうれしいです。(それなのに、技術的な間違いがあってはいけません。ほんとうに申し訳ありません)

引き続きちょくちょくこちらのブログを拝見させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
Posted by 山崎愛 at 2007年03月25日 00:11
再びのコメント有難うございます。
日本以外はコミュニティという観点でも、ブログによる情報発信という観点でもかなり活発ですね・・・

でも、製品リリースからあまり時間が経っていない時点での初心者向け入門書は本当に重要です。
周りの人間や、お客さんにもどんどんお勧めしています。
Posted by kunitaka at 2007年03月26日 09:47
お世話になっています。
遅ればせながらようやくご指摘いただいた誤記を日経BPソフトプレスさんにご連絡させていただきました。まだUPはされていないようですが、時期に上がると思います。

また、いろいろとお勧めいただいていることもありおかげさまで売上は順調のようです。
ありがとうございます。
Posted by 山崎愛 at 2007年04月02日 14:26
わざわざ、報告のコメント有難うございます。
早く増刷になる勢いで売れると良いですね〜
Posted by kunitaka at 2007年04月02日 23:54
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/3570327
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック