2007年01月24日

ごみ箱で救われるもの

 SPS 2003 まではアイテムやファイルの削除に対するリカバリは大変でした・・・

何故なら、バックアップからのリストアの際に、個別のサイトやリストやライブラリ、そして、リストアイテムやファイル単体の復元が出来なかったからです。
このため、システム管理者は、このようなリクエストをエンドユーザーから受けた場合、バックアップから仮想サーバーやデータベース単位で復元環境にリストアして、その中から復元対象を取り出すという手間の掛かる運用を行っていたと思います。

これに対して、MOSS 2007 (WSS 3.0 含む) では待望のごみ箱機能が搭載されました。
これにより、サイトコレクション単位で、以下の単位の復元がエンドユーザーレベルで出来るようになりました。

・リスト
・ライブラリ
・ファイル
・フォルダ
・リストアイテム

ごみ箱はエンドユーザーレベルとサイト管理者レベルの2段階あるのもシステム管理者にとっては有難いことです。

但し、サイトコレクションや(サブ)サイトの削除には無力なので注意する必要があります。
これを救うソリューションの1つとして、MOSS 2007 (正確には WSS 3.0) で追加された新しいイベントハンドラによる削除時にデータを退避するというものです。

こちらのトピックに概要が書かれています。

・What's New with Event Handlers
<http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms463479.aspx>

具体的には、こちらのクラスを使ってイベントハンドラを書けば良いようです。

・SPWebEventReceiver Class (Microsoft.SharePoint)
<http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/microsoft.sharepoint.spwebeventreceiver.aspx>

この中に、SiteDeleting メソッドと WebDeleting メソッドがありますので、恐らくこちらを使うのだと思われます。
前者はサイトコレクションの削除時、後者は(サブ)サイトの削除時に関係します。

そのうち、コードを書いて試してみたいと思いつつ、何時になることやら・・・


なお、未確認ですが、symantec のバックアップツールの最新版である Backup Exec 11d for Windows Servers の SharePoint Portal Server エージェントでは、全体のバックアップから個別のアイテムレベルのリストアが出来るらしいです。

・Symantec Backup Exec Microsoft SharePoint Portal Server エージェント
<http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=optdetail&cid=1018&refId=57&ln=ja_JP&optId=84>
・Symantec Backup Exec for Windows Servers
<http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=prodinfo&refId=57&ln=ja_JP>

更に、MOSS 2007 についても近いうちに対応するという話もあるようです。 要チェックですね。

posted by kunitaka at 04:13| Comment(1) | TrackBack(0) | メモ