意外と知られていなかったりするのでしょうか? 以前に、こちらの記事 (→
SharePoint Import Export tools) の冒頭で触れたサイト定義 ID が異なるサイトやエリアでのリスト テンプレートの挙動についてのメモです。
・カスタム リスト テンプレートは、「ページを作成するための」サイトのページの表示されません。
<
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja-jp;825215>
ポータルサイトのエリアとチームサイトでは、サイトの構成などが違うので、まだ仕方が無いかなと納得も出来るのですが、同じポータルサイトの中のエリアの中でも、サイト定義 ID が異なるエリア間では、リスト テンプレートは共有出来ません。
これはつまり、あるエリアに登録(保存)したリストテンプレートが、別のエリアでは参照出来ないということになります。
ポータルサイトでは1つの「リスト テンプレート ギャラリー」を共有にしているのにも関わらず、こういう変な仕組みになっています。
ちなみに、ポータルサイトのエリアはエリア テンプレート毎に異なるサイト定義 ID が設定されています。
これ、意識していないと、結構はまりますね。
あるエリアで使えるリストが出来たのでテンプレート化して、他のエリアでも使い回ししたいと思っても、たまたまサイト定義 ID が異なるエリアでは使えないことになります。
この場合は、SharePoint Import Export tools などを使って、サイト定義 ID が異なるエリアを跨いでリストをコピーして、リストテンプレート化するなどの運用が必要になります。
既定のエリア テンプレートのサイト定義 ID は以下のようになっています。
テンプレートID |
サイト定義ID |
エリア テンプレート名 |
SPS |
20 |
SharePoint Portal Server サイト |
SPSPERS |
21 |
SharePoint Portal Server 個人用スペース |
SPSMSITE |
22 |
SharePoint Portal Server 個人用サイト |
SPSTOC |
30 |
コンテンツ エリアのテンプレート |
SPSTOPIC |
31 |
トピック エリアのテンプレート |
SPSNEWS |
32 |
ニュース エリアのテンプレート |
SPSNHOME |
33 |
ニュース ホーム エリアのテンプレート |
SPSSITES |
34 |
サイト ディレクトリ エリアのテンプレート |
SPSBWEB |
35 |
SharePoint Portal Server BucketWeb Template |
SPSCOMMU |
36 |
コミュニティ エリアのテンプレート |
また、既定で作成されるエリアのサイト定義 ID と、そのエリアの下にサブエリアを作成される際に、選択されるエリア テンプレートのサイト定義 ID の設定は以下のようになっています。
- ホーム (20) →30
- トピック (30) →31
- 事業部 (31) →31
- 販売 (31) →31
- サポート (31) →31
- 業務 (31) →31
- 人事 (31) →31
- マーケティング (31) →31
- リソース (31) →31
- 企業戦略 (31) →31
- プロジェクト (31) →31
- 地域別拠点 (31) →31
- ニュース (33) →32
- 会社ニュース (32) →32
- 報道発表 (32) →32
- 外部ニュース (32) →32
- サイト (34) →選択可
() の中が、そのエリアのサイト定義 ID、→ の後ろが配下にエリアを作成時に選択されるエリア テンプレートのサイト定義 IDです。
判り難い仕様であることは確かですね・・・
posted by kunitaka at 20:54|
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