2006年04月02日

設定画面や管理画面が英語表記になる

 SPS を使っていて、ある時、設定画面や管理画面などが、突然、英語表記 (又は、英語に化ける?) になってしまうことがあります。
この現象は不定期に発生したり、環境によっては再現しない場合がありますが、基本的には、.NET Framework 1.1 SP1 でのバグが影響しています。

現象が発生する条件は以下の通りです。
・.NET Framework 1.1 SP1

それ以外に、以下のような条件に該当する再現性が高くなります。
・メモリの使用率が高い
・web.config にアクセス権の無いユーザーが、Web サイト起動直後にアクセス

この問題に関する技術情報はこちらになります。

・FIX:偽装されたユーザー アカウントが .NET Framework 1.1 Service Pack 1 でのアプリケーション .config ファイルにアクセスするためのアクセス許可を持っていない場合、サテライト アセンブリからリソースはアプリケーションがロードできません。
<http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;894092>

修正モジュールは入手可能ですが、マイクロソフトのサポートサービスを通して入手する必要があるようです。

Blogparts の活用 (その3: 応用編)

 Blogparts を活用する方法についてです。 こちらの (→ Blogparts の活用 (その2: 機能編)) 更に続きです。

Blogparts のセットアップは少々面倒臭いです。
これは、「Blog」「Comments」などのリストのビューやフォームページへの一般ユーザーアクセスを排除するために、各ページにリダイレクト用の Web パーツを組み込むためです。 但し、こちらの作業はサイトテンプレートとして保存することで、2回目以降は省略することが可能です。

具体的には以下の手順になります。
  • サイトテンプレートの保存
    1. 最上部のナビゲーションバー上の「サイトの設定」を選択します。
    2. 「サイトの設定」ページにて、「管理」セクション内の「サイト管理へ移動」を選択します。
    3. 「トップレベル サイトの管理」ページにて、「管理と統計データ」セクション内の「テンプレートとしてサイトを保存」を選択します。
    4. 「テンプレートとしてサイトを保存」ページにて、「ファイル名」「テンプレートのタイトル」などに適当な内容を入力して、「OK」ボタンを選択します。
  • セントラル テンプレート ギャラリーへの登録
    1. 最上部のナビゲーションバー上の「サイトの設定」を選択します。
    2. 「サイトの設定」ページにて、「管理」セクション内の「サイト管理へ移動」を選択します。
    3. 「トップレベル サイトの管理」ページにて、「サイト コレクション ギャラリー」セクション内の「サイト テンプレート ギャラリーの管理」を選択します。
    4. 「サイト テンプレート ギャラリー」ページにて、保存したサイトテンプレートを選択して、ダウンロードして保存します。
    5. SPSサーバー上で、「コマンド プロンプト」を起動します。
    6. 以下のようなコマンドを実行します。
      stsadm -o addtemplate -filename <テンプレートファイル名> -title "ブログ サイト"
これにより、新たにサイトを作成する際に、以下のようにテンプレートから選択して作成することが出来るようになります。
テンプレート選択.png

posted by kunitaka at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

Blogparts の活用 (その2: 機能編)

 Blogparts を活用する方法についてです。 こちらの続きです。 (→ Blogparts の活用 (その1: 日本語化編))

基本的な機能や使い方については、Instructions の「6 Features」で触れられていますが、載っていない点も含めて簡単にまとめてみました。

・ブログ機能
 記事、コメント、ゲストブック機能があります。
・マルチリンガル対応
 言語設定の切り替えで対応することが出来ます。
・管理者用機能
 ブログの所有者 (いわゆる管理者) でアクセスしている時だけ、クイックリンクが表示されます。 また、「Blog」「Comments」へ直接アクセスしても、一般ユーザーはリダイレクトされてアクセス出来ません。
・画像の埋め込み
 リスト標準の機能では画像埋め込みは出来ませんが、記事内に [[image.jpg]] のように記述すると画像を埋め込むことが出来ます。 添付した場合には、ファイル名だけを、リンクの場合には、[[http://server/folder/image.jpg/]] のようにURLのフルパスを記述する形になります。 また、[[image.jpg;100]] のように画像の表示サイズを指定することも出来ます。
・プレゼンス連携
・コメント内の自動リンク展開
 URLやメールアドレスをコメントに書いた場合に、自動的にリンクに展開されます。
・コメント、メッセージでの入力内容保存機能
・RSSフィード
・カテゴリ機能
 1つの記事に最大3つのカテゴリを設定出来ます。

ちょっと物足りないのは、トラックバック機能が無いことでしょうか? 他にも、最近の記事、コメントなどがあっても良いかなと思いつつ。
ちなみに作者への要望では、Support for podcasting via RSS、Captcha、Trackbacks が挙がっているようです。

・Blogpart News 2
<http://www.molberg.dk/blogs/steen/default.aspx?BlogId=40>

posted by kunitaka at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

Blogparts の活用 (その1: 日本語化編)

 ブログ開始間もない頃に紹介した Blogparts の活用についてです。 (→ Blogparts 1.1)

日本語 language file は、Instructions の「3 Installation/Upgrading」の後に、セットアップ先の仮想フォルダのホームディレクトリ (「既定の Web サイト」の場合は「c:\Inetpub\wwwroot」です。) の下の「wpresources\Blogpart」にコピーします。
それから、「4 Getting started」を続けます。 これにより、language の設定で最初から「Japanese」が選択された状態で利用出来ます。

実際の画面イメージはこちらを参考にして下さい。

・「Blog/Blog - Contact me」Web パーツ組み込み当初
初期画面1.png

・Web パーツ設定
初期画面2.png

・ブログ画面イメージ
初期画面3.png

posted by kunitaka at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ