2006年04月06日

クロールに掛かる時間の短縮

 インデックス更新時のクロールに掛かる時間を少しでも短くするアプローチについてです。
Technorati を中心にあっちこっち眺めていて発見しました。

・Recommendations to Improve Crawl Performance Post SPS Service Pack 2
<http://blogs.technet.com/wbaer/archive/2006/02/07/418983.aspx>

ここに記載されている情報は、それぞれ以下の技術情報に書かれているものでした。

・SharePoint Portal Server 2003 のサードパーティのシングルスレッド IFilter を使用する場合、クロールは、クロール完了により長い時間かかります。
<http://support.microsoft.com/kb/894079/ja>
・コンテンツ ソース クロールは、 SharePoint Portal Server 2003 の期待より長い取ります。
<http://support.microsoft.com/kb/910293/ja>

つまり、どちらも既知?の情報だったと言えますが、なかなか気がつき難いですね。
実際にこのレジストリを適用する為には、それぞれ必要な修正モジュール (ホットフィックス) があるので注意が必要です。 技術情報内に記載があります。

posted by kunitaka at 04:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 技術情報

2006年04月05日

バージョン番号

 SPS 2003 と WSS 2.0 のバージョン番号に関するメモです。
バージョン番号を確認する方法は、基本的には「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」にて、「現在インストールされているプログラム」一覧の「Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003」か「Microsoft Windows SharePoint Services 2.0」を選択して、「サポート情報を参照するには、ここをクリックしてください。」をクリックした時に表示される「サポート情報」ダイアログ内の「Version」を参照します。

・WSS 2.0
RTM11.0.5608.0
SP111.0.6361.0
SP211.0.7969.0

・SPS 2003
RTM11.0.5704.0
SP111.0.6715.0
SP211.0.8126.0

posted by kunitaka at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ

2006年04月04日

Virtual Server 2005 R2 無償ダウンロード

 早速、マイクロソフトの日本のサイトでも無償ダウンロードが出来るようになったようですね。 (→ Virtual Server 2005 R2 無償化)

・Virtual Server 2005 R2 日本語版 無償ダウンロード
<http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=6DBA2278-B022-4F56-AF96-7B95975DB13B&displaylang=ja>

SPS 2003 を使う場合は、あくまでも評価、テスト・開発環境などに留める必要がありますね。

・Virtual PC と仮想サーバーが Windows SharePoint Services と SharePoint Portal Server 2003 で運用環境でサポートされません。
<http://support.microsoft.com/kb/909840/ja>

次バージョンである Office SharePoint Server 2007 では、運用環境でもサポートされるようになるのでしょうか・・・

posted by kunitaka at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ツール

Virtual Server 2005 R2 無償化

 おや、「無料」になっちゃいましたよ、Virtual Server 2005 R2 が・・・

・Q&A: Bringing the Benefits of Virtualization Technology to the Mainstream
<http://www.microsoft.com/presspass/features/2006/apr06/04-03virtualizationqa.mspx>

・マイクロソフト、Virtual Server 2005 R2を無償化--Linuxユーザーもサポート (Powered by CNET Japan)
<http://japan.cnet.com./news/ent/story/0,2000047623,20100021,00.htm>

でも、これで、気兼ねなく、評価やテスト・開発環境のために、Virtual Server を利用することが出来ます。 (→ Virtual Server 2005 R2)
だからと言って、SPS のライセンスが要らなくなる訳じゃありませんが・・・

posted by kunitaka at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 関連製品

マイクロソフトが ProClarity を買収

 マイクロソフトは、ゴールドパートナーだった ProClarity という会社を買収してしまったようです。

・Microsoft Agrees to Acquire ProClarity, Enhancing Business Intelligence Offering
<http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/apr06/04-03ProClarityPR.mspx>
<http://www.proclarity.com/news/pressrelease.asp?pr_ID={209B1FB9-BAF0-4BEC-87C8-0ED4AACDD21B}>

実際に、ProClarity の Web サイトに行くと、バナーページに「Microsoft to Acquire ProClarity」という文字が表示されています。

・ProClarity Corporation
<http://www.proclarity.com/>

日本では、アンダースタンディングという会社が販売代理店となっているようですね。

・株式会社アンダースタンディング
<http://www.understanding.co.jp/>

製品の機能を見ている限り、Office Web コンポーネントを「超」高機能にしたようなことが出来そうな雰囲気です。

・ProClarity Analytics Family V6.1
<http://download.microsoft.com/download/6/b/0/6b053289-7880-42ba-8126-a3e52f5bcd6c/PAF_catalog.pdf>

SPS の次のバージョンである、Office SharePoint Server 2007 では、BI系の機能もかなり強化されるようなので、ProClarity の製品の機能もその中にインテグレーションされるんでしょうね。 SharePoint をベースにしたソリューションを構築するという観点では、非常に魅力的な買収と言えるかな?

posted by kunitaka at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

「リストに戻る」リンクの応用

 こちらの記事 (→ リストアイテムの「戻る」リンクの仕組み) をほんの少し応用するメモ。

とは言っても、非常に簡単なことです。
例えば、ポータルサイトのエリアやチームサイトにて、別のエリア・チームサイトのリストアイテムのリンクを組み込む際に、Source=現在のページのURL を追加しておくという小技です。
ちなみに、リストアイテムのURLは、右クリックメニューの中の「ショートカットのコピー」で、純粋にそのリストアイテムのURLが取得出来ます。

アイテムへの直リンクで、アクセス元のページに戻らせたい場合に使える「かも」知れないアプローチです。

posted by kunitaka at 04:57| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニック

リストアイテムの「戻る」リンクの仕組み

 リストアイテムの「リストに戻る」リンクの仕組みに関するメモです。 ちなみに、ライブラリの場合は、「プロパティの表示」「プロパティの編集」での「ライブラリに戻る」リンクとなります。

・「リストに戻る」リンク
リストに戻る.png

・「ライブラリに戻る」リンク
ライブラリに戻る.png

リストに戻るを選択した時の挙動は以下のようになっています。

・ビューページからアクセスした場合
サイトに組み込まれた Web パーツ (リストビュー Web パーツ) や、リストのビューページからアクセスした場合、「リストに戻る」リンクを選択するとアクセス元のページに戻ります。
・直接リストアイテムのURLを参照した場合
直接リストアイテムのURLを入力してアクセスした場合、「リストに戻る」リンクを選択するとそのリストの既定のビューページに戻ります。

これらは、内部的には以下のような仕組みになっています。
ビューページのリンクをクリックした時に、Aタグの ONCLICK イベントにて GoToLink 関数が呼ばれ、この処理の中で、クエリーストリングとして Source=元のページのURL が追加されて、リストアイテムの表示又は編集フォームページに遷移します。 クエリーストリングに Source=元のページのURL が追加されている場合、「リストに戻る」リンクには元のページのURLが展開されます。
これに対して、直接URLを参照した場合などで、クエリーストリングに Source=元のページのURL が追加されていない場合は、既定のビューページのURLが展開されます。

posted by kunitaka at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ

リッチテキストエディタのハイパーリンクボタンの有効化

 個人的にはかなり衝撃的な事実だったり・・・ とは言うものの、傍から見れば大したことではありません。 多分。
というのも、「Blogparts の活用」シリーズ (→ その1その2その3) を書くにあたって、Blogparts を改めて触っていて気がついたことがあります。

ブログの記事を書くときのリッチテキストエディタのツールバー上に「ハイパーリンクの挿入」ボタンがある!ということでした。

・通常のリッチテキストエディタのツールバー
リッチテキスト ツールバー1.png

・Blogparts の「ブログ」リストのリッチテキストエディタのツールバー
リッチテキスト ツールバー2.png

リストやライブラリの列の情報の種類として、「複数行テキスト」を選択すると、「リッチ HTML テキスト (太字や斜体など) を使用できるようにする」を「はい」にすると、テキストボックスがリッチテキストエディタ化されます。 理由は判りませんが、UI上から普通に作成すると「ハイパーリンクの挿入」ボタンはありません。
Blogparts では有効になっているので、機能上はそれを有効化することが出来るに違いないと調べてみると・・・ 案の定ありました。

・SPFieldMultiLineText クラスの AllowHyperlink プロパティ
<http://msdn.microsoft.com/library/en-us/spptsdk/html/tspSPFieldMultiLineTextAllowHyperlink_SV01074246.asp>

Blogparts のリスト群は、Web パーツにて最初のプログラムによって作成されるので、恐らくこのプロパティを True にしているのだと思います。
こんなことが出来るのだったら、UI上にもオプションとして設定出来るようになれば良いのにと思ってしまいました。

ちなみに、ポータルサイトの「ポータルの一覧」のコンテンツの「テキストエディタ」では、既定で「ハイパーリンクの挿入」や「イメージの挿入」などが備わっています。 (→ リッチテキストエディタの謎)

posted by kunitaka at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニック

2006年04月02日

設定画面や管理画面が英語表記になる

 SPS を使っていて、ある時、設定画面や管理画面などが、突然、英語表記 (又は、英語に化ける?) になってしまうことがあります。
この現象は不定期に発生したり、環境によっては再現しない場合がありますが、基本的には、.NET Framework 1.1 SP1 でのバグが影響しています。

現象が発生する条件は以下の通りです。
・.NET Framework 1.1 SP1

それ以外に、以下のような条件に該当する再現性が高くなります。
・メモリの使用率が高い
・web.config にアクセス権の無いユーザーが、Web サイト起動直後にアクセス

この問題に関する技術情報はこちらになります。

・FIX:偽装されたユーザー アカウントが .NET Framework 1.1 Service Pack 1 でのアプリケーション .config ファイルにアクセスするためのアクセス許可を持っていない場合、サテライト アセンブリからリソースはアプリケーションがロードできません。
<http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;894092>

修正モジュールは入手可能ですが、マイクロソフトのサポートサービスを通して入手する必要があるようです。

Blogparts の活用 (その3: 応用編)

 Blogparts を活用する方法についてです。 こちらの (→ Blogparts の活用 (その2: 機能編)) 更に続きです。

Blogparts のセットアップは少々面倒臭いです。
これは、「Blog」「Comments」などのリストのビューやフォームページへの一般ユーザーアクセスを排除するために、各ページにリダイレクト用の Web パーツを組み込むためです。 但し、こちらの作業はサイトテンプレートとして保存することで、2回目以降は省略することが可能です。

具体的には以下の手順になります。
  • サイトテンプレートの保存
    1. 最上部のナビゲーションバー上の「サイトの設定」を選択します。
    2. 「サイトの設定」ページにて、「管理」セクション内の「サイト管理へ移動」を選択します。
    3. 「トップレベル サイトの管理」ページにて、「管理と統計データ」セクション内の「テンプレートとしてサイトを保存」を選択します。
    4. 「テンプレートとしてサイトを保存」ページにて、「ファイル名」「テンプレートのタイトル」などに適当な内容を入力して、「OK」ボタンを選択します。
  • セントラル テンプレート ギャラリーへの登録
    1. 最上部のナビゲーションバー上の「サイトの設定」を選択します。
    2. 「サイトの設定」ページにて、「管理」セクション内の「サイト管理へ移動」を選択します。
    3. 「トップレベル サイトの管理」ページにて、「サイト コレクション ギャラリー」セクション内の「サイト テンプレート ギャラリーの管理」を選択します。
    4. 「サイト テンプレート ギャラリー」ページにて、保存したサイトテンプレートを選択して、ダウンロードして保存します。
    5. SPSサーバー上で、「コマンド プロンプト」を起動します。
    6. 以下のようなコマンドを実行します。
      stsadm -o addtemplate -filename <テンプレートファイル名> -title "ブログ サイト"
これにより、新たにサイトを作成する際に、以下のようにテンプレートから選択して作成することが出来るようになります。
テンプレート選択.png

posted by kunitaka at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

Blogparts の活用 (その2: 機能編)

 Blogparts を活用する方法についてです。 こちらの続きです。 (→ Blogparts の活用 (その1: 日本語化編))

基本的な機能や使い方については、Instructions の「6 Features」で触れられていますが、載っていない点も含めて簡単にまとめてみました。

・ブログ機能
 記事、コメント、ゲストブック機能があります。
・マルチリンガル対応
 言語設定の切り替えで対応することが出来ます。
・管理者用機能
 ブログの所有者 (いわゆる管理者) でアクセスしている時だけ、クイックリンクが表示されます。 また、「Blog」「Comments」へ直接アクセスしても、一般ユーザーはリダイレクトされてアクセス出来ません。
・画像の埋め込み
 リスト標準の機能では画像埋め込みは出来ませんが、記事内に [[image.jpg]] のように記述すると画像を埋め込むことが出来ます。 添付した場合には、ファイル名だけを、リンクの場合には、[[http://server/folder/image.jpg/]] のようにURLのフルパスを記述する形になります。 また、[[image.jpg;100]] のように画像の表示サイズを指定することも出来ます。
・プレゼンス連携
・コメント内の自動リンク展開
 URLやメールアドレスをコメントに書いた場合に、自動的にリンクに展開されます。
・コメント、メッセージでの入力内容保存機能
・RSSフィード
・カテゴリ機能
 1つの記事に最大3つのカテゴリを設定出来ます。

ちょっと物足りないのは、トラックバック機能が無いことでしょうか? 他にも、最近の記事、コメントなどがあっても良いかなと思いつつ。
ちなみに作者への要望では、Support for podcasting via RSS、Captcha、Trackbacks が挙がっているようです。

・Blogpart News 2
<http://www.molberg.dk/blogs/steen/default.aspx?BlogId=40>

posted by kunitaka at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

Blogparts の活用 (その1: 日本語化編)

 ブログ開始間もない頃に紹介した Blogparts の活用についてです。 (→ Blogparts 1.1)

日本語 language file は、Instructions の「3 Installation/Upgrading」の後に、セットアップ先の仮想フォルダのホームディレクトリ (「既定の Web サイト」の場合は「c:\Inetpub\wwwroot」です。) の下の「wpresources\Blogpart」にコピーします。
それから、「4 Getting started」を続けます。 これにより、language の設定で最初から「Japanese」が選択された状態で利用出来ます。

実際の画面イメージはこちらを参考にして下さい。

・「Blog/Blog - Contact me」Web パーツ組み込み当初
初期画面1.png

・Web パーツ設定
初期画面2.png

・ブログ画面イメージ
初期画面3.png

posted by kunitaka at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

2006年04月01日

全然、仕事ネタと関係無いけど・・・

 危うく?騙されそうになってしまいました。
よくよく、URL と、今日の日付を考えれば気がつくのですが。 しかし、手の込んだページです。 良く出来ています。

・Windows SharePoint Services To Be Open Source With 2007 Microsoft Office Release
<http://microsoft.bilsimser.com/04-01OfficeOpenSourcePR.htm>

元ネタはこちら。

・Windows SharePoint Services To Be Open Source With 2007 Microsoft Office Release
<http://weblogs.asp.net/bsimser/archive/2006/04/01/441626.aspx>

ご丁寧に、ついたコメントにもまじめ?にレスをつけている所が笑えます。

posted by kunitaka at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記