2006年02月26日

OWA 汎用 Web パーツ

 SPS 2003 標準の「受信トレイ」「個人用の予定表」「個人用の仕事」などの Web パーツは、Exchange 2003 の OWA で表示するものですが、利用するユーザーが自分でサーバー名とアカウント名を指定する必要があります。
しかしながら、ユーザーに自分でアカウント名を指定させるのが難しい場合なども有り得るので、その場合には使い難い Web パーツです。 そこで、_LogonUser_ というトークンを利用して、現在アクセスしているユーザーを取得し、OWA の URL を自動的に展開する OWA Web パーツを作成しました。

設定手順:
  • SPS サーバー上で、SharePointFactorOWAParts.msi を実行します。
  • 「Virtual Server Install Options」にて、「Specific virtual servers」オプションを選択して、その下のテキストボックスに「http://サーバー名/」のように入力して、「Next >」ボタンを選択します。
  • 「Global Assembly Cache Options」にて、「はい」ボタンを選択します。
  • 「Installation Successfully Completed」にて、「OK」ボタンを選択します。
  • IISの再起動を行います。
  • 「Web パーツの追加」-「参照」から、「仮想サーバー ギャラリー」を選択して、「OWA 汎用 Web パーツ」を選択して、任意の領域にドラッグ&ドロップで組み込みます。
  • Web パーツのタイトルバー上の「▽」メニューの中の「共有 Web パーツの変更」を選択します。
  • 「カスタム Web パーツ設定」の中の「Exchange サーバー名」を設定して、「OWA フォルダ」から任意のフォルダを選択して、「OK」ボタンを選択します。
なお、「Virtual Server Install Options」にて、「All virtual servers」オプションを選択可能ですが、Wppackager で作成したインストールパッケージのバグなのか、アンインストールが正しく出来ません。

組み込み結果サンプル:
  • 受信トレイ
    OWAGeneral-受信トレイ.png
  • 予定表
    OWAGeneral-予定表.png
  • 仕事
    OWAGeneral-仕事.png

・OWA 汎用 Web パーツ (0.10)
<SharePointFactoryOWAParts-0.10.0.6.zip>

posted by kunitaka at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Web パーツ

SharePoint Query Builder Tool

 SPS 検索をいろいろ実験、テストを行う際に便利なツールです。
ツールを利用する際には、SPS サーバー上で実行する必要があります。 プロパティ、コンテンツソース、検索範囲を環境に合わせて展開してくれて、それらを選択し、検索キーワードを指定することで、検索SQL文の生成と実行結果を確認出来ます。
私はカスタムアプリ、Web パーツを作成する際に利用していて重宝しています。

・SharePoint Query Builder Tool
<http://www.gotdotnet.com/Community/UserSamples/Details.aspx?SampleGuid=fe3d7179-c107-45cf-bd3c-893d2cbb68c5>

posted by kunitaka at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ツール

カレント エリアの取得

 現在アクセスしているエリアのオブジェクトを取得する方法です。
Web パーツやWeb フォームでカレントエリアの情報を取得した動作を行う際に利用出来ます。

PortalContext objPc = PortalApplication.GetContext (Context);
SPWeb objWeb = SPControl.GetContextWeb (Context);
Area objArea = AreaManager.GetArea (objPc, objWeb.ID);

posted by kunitaka at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 開発情報